【プロフィール】 2003年8月13日生まれ、熊本県出身。19歳。 【実績】 2022年9月11日に行われた「第43回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会」にて、ファゴットで最高位の2位(1位は該当者なし)を受賞。 「ファゴットのコンクールで全国最高位を受賞」 ――近況を教えてください。 2022年9月11日に行われた「第43回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会」のファゴット部門で、最高位の2位を受賞しました。現在は、出身校である御船高校からの依頼演奏や、学校主催の演奏会「華麗なる音楽の祭典」、そして2023年1月に開催される「KOBE国際音楽コンクール」に向けた練習をしています。 ――ファゴットを始めたきっかけは何ですか? 小学生の頃からピアノを習っていましたが、中学生になった頃から吹奏楽に興味を持ち始めました。すると、3年生にファゴットを演奏する先輩がいて、その音色に惚れたことがファゴットを始めたきっかけです。その後、現在もご指導いただいている馬込先生との出会いもあり、ファゴットを続けることができています。 ――音楽を通して学んだことはありますか? 私は自分の内面にあるものを表現することが苦手なのですが、ファゴットを通して、その表現が少しずつできるようになってきました。まだまだ練習中ですが、演奏はもちろん、日常の中でも”自己の表現”を意識していきたいです。 ――ファゴットの魅力は何ですか? ファゴットは3オクターブ半の音階を出せる楽器です。音域が広い分、いろいろなパートや表現をできることが最大の魅力だと思います。 ――今、力を入れていることはありますか? 今も昔も同じように、基礎練習に一番時間をかけています。表現するにあたって、楽器の扱いだけでなく、脚の使い方や重心など身体全体を使うので、考えることはたくさんあります。また、自分に合ったリードを自作するようにしていて、演奏する曲に合わせて音色を考え、それに合ったリードを選ぶことも大切にしています。 ――座右の銘は何ですか? コンクールで緊張したり、上手くいかなくて焦ったり、そんなふうに自分で感情をコントロールできない時は「敵は自分自身」という言葉を意識するようにしています。そういう時にこそ自分に何が足りないのかが見えてくるので、「他に勝とう」という意識ではなく、自分を見つめ、一つひとつの演奏で常にベストを出せるように精進していきたいです。 ――今後の目標を教えてください。 プロオーケストラの楽団に入りたいです。そのために、学生の間はコンクールでタイトルを狙っていきます。それから、3・4年生になると「華麗なる音楽の祭典」でのソリストの選考があるので、そのチャンスも確実に掴んでいきたいです。 |
Writer R.Maruyama