昨年の全国大会の賞状とメダル 練習中の様子 姉妹で練習されてる様子 | ――近況を教えてください。 紗鈴依:昨年も出場した全日本選手権大会が9月に北海道で開催されます。自分にとっては高校最後となるこの大会に向け、日々練習に取り組んでいます。 縞鈴:先日行われた九州総体では、優勝する事は出来ましたが思うような試合運びを出来なかったので、見つかった課題を修正しながら、全国大会に向けて毎日練習に取り組んでいます。 ――ボクシングを始めたきっかけを教えてください。 紗鈴依:格闘技が好きな父親の影響で小学生の時に空手を始め、中学3年まで続けていました。父親が建設業界で働いていることもあり、土木建築科のある高校を探していた時に開新高校を見つけてボクシング部があることを知り、「面白そう、やってみたい!」と思ったのが始めたきっかけです。 縞鈴:私も姉と同じで中学生まで空手をしていましたが、姉がボクシングをする姿を見て、自然な流れでボクシングを始めました。 ――ボクシングを通して学んだことは? 紗鈴依:努力し続ける事の大切さです。周りの友人は学校が終わったら遊びに出掛ける人もいますが、私は遊びたい気持ちを抑えてボクシングに取り組んでいます。 縞鈴:練習相手の大切さです。練習相手が沢山いるほど自分の技を磨くことができ、試合により近い形で練習することもできます。 ――ボクシングの魅力とは? 紗鈴依:空手は蹴りも使えて、体の色んな所にダメージを与えていい競技ですが、ボクシングはパンチのみ、打てるところは頭とお腹だけ。更に相手が打たれない様にガードをしている中でダメージを与えなければいけないので、凄く技術が必要な競技だと思います。 縞鈴:如何に相手のパンチを避け、自分のパンチを当てるか。思ったようにパンチを当てられた時にボクシングの面白さを感じます。 ――今、特に力を入れていることは? 紗鈴依:左のストレートに磨きを掛けています。私はもともと右利きですが、空手をしていた時に脚をケガしてしまい、ケガをしていない方の脚を鍛えていたらいつの間にかサウスポーになっていました。 縞鈴:相手のパンチをもらわずに自分のパンチをどれだけ当てられるかを考えながら練習しています。私はカウンターで右のストレートを当てたり、左のボディを当てるのが得意なので、そこに更に磨きを掛けています。 ――今後の目標を教えてください。 紗鈴依:9月の全国大会で、二人揃って優勝することです。昨年は成し遂げられなかったので。今のところ大学でもボクシングを続けたいと思っているので、全国大会で良い結果を残して、大学進学後も頑張ります。 縞鈴:私はあと1年ちょっとプレー出来る環境があるので、残りの試合は一戦も負けずに勝ち続けたいです。 |
Writer K.Nishi