T1park記者
第255回日体大長距離競技会(以降日体大レース)にて、陸上女子5000m日本高校歴代2位の記録おめでとうございます。レースを振り返っての感想を教えてください。 矢田 ありがとうございます。目標は日本選手権への出場条件である15分40秒を切ることでした。今までの自己ベストが15分4 5秒だったので、とりあえず全国へ出たいという気持ちでし た。結果的には15分25秒を出せて、それに関しては良かったと思います。 T1park記者 記録を更新できた要因は何だと思いますか。 矢田 練習は当たり前ですが、メンタル面の影響が大きかったと思います。実は当時足を怪我しており出場を見送ろうかとも考えていました。ここで辞退しても、あと1回記録会が残って いました。ただ、ここで走らなかったら中途半端なまま次のレースに出ることになると思い、この1回に賭けて臨みました。それが結果的に高い集中力を生んで記録につながったと思います。 T1park記者 逆境を力に変えたということですね。矢田さんが思うレースで勝つために必要なことは何ですか。 矢田 やはりメンタルはレースの勝敗につながる大きな要素だと思います。気持ちが乗らない時は、練習でもスピードが出せないことが多く、レースでも良い結果が出ません。どうやって自分の気持ちを高めるかが大事だと思います。 T1park記者 レース前どうやって気持ちを高めていますか。 矢田 レース前にどうしたらわくわくできるか考えます。日体大レースの時は、記録会の次の日に友達と東京散策し、一緒にピザを食べる約束をしていました。なのでレース中きつい時に自分を鼓舞するため、友達に「ピザー!」と声をかけて欲しいと頼みました。けっこうきついレースで、苦しい場面 もあったのですが、ここで落ちたら明日の東京散策を楽しめないと思い頑張れました。 T1park記者 終わった後の楽しみを見つけることがポイントなんですね。日頃の練習でメンタル面に関して気を付けていることはありますか。 |
矢田
練習でも気持ちが乗らない時はあるのですが、とりあえず声を出してテンションを上げます。あと、一時的に気持ちが乗らないことがあっても、この気持ちはどうせ長く続かない、いつか終わるものだ、と考えます。悩んだ時は、陸上選手は全国にいっぱいいるし、自分より悩んでる人もいっぱいいるんだと考えると気持ちが楽になります。
T1park記者
陸上競技をしていて、楽しいのはどんな時ですか。
矢田
全国大会に出場して、他県の友達に会った時は凄く嬉しいし、楽しいです。
T1park記者
高校生らしくて良いですね。練習に関しては?
矢田
今は基本的に自分で考えて練習をしています。練習メニューを自分の体調やコンディションに合わせて調整できるので、自分で決めて、その練習を最後までやった後は、達成感があります。
練習でも気持ちが乗らない時はあるのですが、とりあえず声を出してテンションを上げます。あと、一時的に気持ちが乗らないことがあっても、この気持ちはどうせ長く続かない、いつか終わるものだ、と考えます。悩んだ時は、陸上選手は全国にいっぱいいるし、自分より悩んでる人もいっぱいいるんだと考えると気持ちが楽になります。
T1park記者
陸上競技をしていて、楽しいのはどんな時ですか。
矢田
全国大会に出場して、他県の友達に会った時は凄く嬉しいし、楽しいです。
T1park記者
高校生らしくて良いですね。練習に関しては?
矢田
今は基本的に自分で考えて練習をしています。練習メニューを自分の体調やコンディションに合わせて調整できるので、自分で決めて、その練習を最後までやった後は、達成感があります。
T1park記者
自分で考えたことで、結果が出ると嬉しいでしょうね。練習方法で何か特別なメニューはありますか。 矢田 大体のメニューはどこの部活動でもやっている内容と同じだと思います。特別と言えば、体のバランスを整えるためのストレッチを練習前と寝る前に毎日やることです。左右前後の筋力のバランスを整え、余計なケガを防ぐことが目的です。 T1park記者 地道な努力の積み重ねで、怪我に強い体を作っているのですね。 矢田 はい。あと、3年生になってからは一日一善を心掛けています。 T1park記者 一日一善? 矢田 簡単なことですけど、家で靴を並べる、お風呂掃除をやるなど、面倒だけど良いことを最低1つしようと決めました。練習で言うと、メイン練習が終わった後、ストレッチは今日は しなくて良いかなと思う時があります。でもストレッチだけはやる、という感じです。 T1park記者 それが結果として陸上にも活きてくるということですね。では、部活を通して得られるものを教えて下さい。 矢田 部活をしている人には、そこでしか得られない経験があると思います。例えば、調子が良い時ばかりではないので、そこで助けてくれる周りの人たちに感謝の気持ちを持てます。ま た、レースで得た嬉しさや悔しさは、他の何にも代えることが出来ないものだと思います。 T1park記者 最後に将来の夢を教えてください。 矢田 今年1年の目標は世界大会に出場することと、全国大会ではまだ入賞経験がないので、3位以内への入賞が目標です。高校卒業後は実業団に入って陸上を続けたいと考えています。夢はオリンピックに出場することです。建築系の仕事にも興味があり、その勉強をしたいとも考えていますが、まずは陸上で夢を叶えてからだと思います。 T1park記者 ありがとうございました。
Writer R.Teraoka
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