T1記者:まずは5冠達成(高校生になって5つの全国大会で優勝)、おめでとうございます。インターハイを振り返っての感想を教えてください。
重岡くん:ありがとうございます。1年時の全国選抜、2年時のインターハイ・国体・全国選抜、そして今年3年時には8月のインターハイで優勝し、5冠を取ることが出来ました。僕はピン級という一番軽い(44~46キロ)階級なんですが、熊本の選手では初の最高記録ということで、嬉しいです。実は大会前に左手を骨折していたので、決勝戦まで左手が持つよう、なるべく右手だけで戦っていました。勝ち進むごとに相手も強くなりますし、初めての経験というのもあって、だんだん辛くなっていきました。 |
T1記者:ボクシングを通して学んだことはありますか?
重岡くん:周りの人の大切さです。長いこと自分のやりたいようにやっていたんですけど、その結果、昨年のインターハイでは悪いところが目立ちました。でもその後、監督や先生方、親からのアドバイスを得てレベルアップすることができました。1人じゃ強くなれない、周りの協力があってこそ向上できるんだと実感しました。また昨年のインターハイの話になりますが、あの時は減量がうまくいかず1~3回戦まで体が全然動かなかったんですよ。そしたら監督から「できるだけ水分を取らず、ご飯をたくさん食べて試合に挑め」とアドバイスを頂き、おかげで準決勝、決勝では動けるようになったんです。 |
Writer M.Sugahara