T1park記者
つい先日まで女子U―17の強化合宿に参加されていたわけですが、日本代表での活動を通して学んだことや、刺激を受けたことを教えてください。 橋口 海外の選手と試合をする機会があるのですが、自分より体が大きくても鋭いドリブルで切り込めたり、高い精度のスリーポイントシュートを打てたりと、自分より高いレベルの選手たちばかりでした。自分ももっとプレーの幅を広げていきたいと思いました。 T1park記者 世界レベルの選手と対戦したことで自分の課題が見えてきたのですね。橋口さんがバスケットボールを始めたきっかけは何だったのですか。 橋口 父から勧められたことがきっかけです。父も母もバスケットボールをしていたので。 T1park記者 バスケ一家ですね。お父さんに勧められてすぐにはまったのですか。 橋口 いえ、当初はそこまでありませんでした。小学校5年生の時に転校した先の小学校で永井先生という方に出会ったのですが、それから自分の人生が変わったと思います。永井先生は「一つのプレーを磨け!」というタイプの先生でしたが、現恩師の吉村先生は「すべてのプレーが出来ないとダメ!」という正反対のタイプです。 |
T1park記者
バスケットボールの魅力は何ですか。 橋口 運動神経が良いから勝てる世界ではない所です。足が速い、ジャンプ力があるから勝てるわけじゃなく、いかに早く次の動作に入ったかが重要だと思います。気づいた人が早い世界です。リバウンドでも人より早く飛び込めば取れます。自分は運動神経が良くないのですが、そういった点で人より早く動いてボールを取れるし、バスケットの面白い所だと思います。 T1park記者 運動神経バリバリなイメージですが、自身をそう分析されるのですね。また、ボールを繋げばシュートを決めてくれると、メンバーは口をそろえて言いますが、精度の高いシュートを生み出す秘訣は何かあるのですか。 橋口 私の父も現役時代シューターでして、シュートは本数だとずっと言われ続けてきました。「お前はシュートしかない、シュートだけは誰にも負けるな」と言われ、それをやっただけです。中学時代は1日に個人練習の時間が2時間あって、それは全部シュート練習に使っていました。 |
T1park記者
シュートが決まる事が試合の醍醐味で、楽しいですよね。その確率が上がるという事は最高に楽しいことかもしれませんね。今やバスケット界注目の選手ですから、周りからのマークも強いし、期待も大きいでしょうが、そのプレッシャーからはどう乗り越えていますか。 橋口 「いつも通り、いつも通り」と自分に言い聞かせてます。乗り越えるというよりは、いつも通りプレーをする事、そして天狗にならないように心がけています。 T1park記者 普段の平常心がポイントになっているのですね。最後に、将来の夢を教えてください。 橋口 今はプロ選手になりたいです。ですが、教員にも興味があり、中学校時代の先生に強く影響を与えていただいたので、その先生の様なバスケットの楽しさを伝えられる先生になりたいとも思っています。 T1park記者 ありがとうございました。 |