丸永 明香 九州学院高等学校 3年 熊本シンクロクラブ所属

【プロフィール】
熊本市出身。城南中学校～九州学院高等学校3年。
生年月日：1998年9月15日　17歳
少女期よりシンクロナイズドスイミングを始める。所属チームは熊本シンクロクラブ。本年のJOCジュニアオリンピックシンクロ競技大会に九州代表として出場。




「熊本震災支援の感謝を演技で伝えたい」

T1park記者
シンクロはいつから？
 
丸永
小学5年生からです。友達に誘われてアクアドームにシンクロの練習を見学に行きました。最初は興味なかったのですが、中高生のお姉さんたちが練習している姿を見て格好良いと感じやってみたいと思いました。
 
T1park記者
実際にやってみて、どういった部分に魅力を感じましたか。
 
丸永
練習はきついけど、出来なかった技ができる様になった時はとても嬉しいです。また、演技の振り付けを自分たちで考えるので、大会のビデオを見ながら他の選手たちの演技を参考にもします。そういった作業もシンクロの魅力の一つだと思います。
 
T1park記者
シンクロの活動を通して学んだ事。
 
丸永
クラブチームでは年上のお姉さんから年下の子どもまで幅広く所属しているので、上下関係の厳しさや周りを見て行動することの大切さ、視野を広く持つ事を学びました。練習や大会での行動一つにおいても、自分で考えて行動する事を心掛けています。
なので、技術よりも人間関係に関することを一番教わったように思います。

T1park記者
JOCジュニアオリンピックシンクロ競技大会を振り返って。

丸永
技術的な面で言えば、軸がずれないようにする・表現の仕方、など、練習で指摘されたことを本番でちゃんと修正できました。

T1park記者
指摘された課題は、いつもどのように克服していますか。
 
​丸永
上手な人を見て、自分も真似をします。一回一回やり方を変えて練習する、どんな風に手を動かしたら自分のイメージに近づけるか、ビデオを繰り返し見ながら反復練習することです。

T1park記者
高校の水泳部のマネージャーもされていたそうですが、両立はできるものでしょうか。水泳部も全国クラスなので練習が大変と思いますが。

丸永
大変でした。水泳部の練習を途中で抜けてシンクロをしていたので。でも、水泳部で同年代の頑張っている部員を見ると刺激になりましたし、私も頑張らなきゃと思えました。

T1park記者
熊本地震が起こってから練習に影響は？

丸永
普段使わせていただいていた練習施設が避難所として使われていたので、中学校のプールをお借りしての練習でした。
状況は大変だったけど、日本代表の選手たちから、寄せ書きの応援メッセージを頂きとても嬉しかったです。他にもジャージや練習用具など色々送っていただきました。日本代表選手からも応援していただいたので、地震に負けずに頑張りたいと思いました。
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また、大会の演技後は審判の方々から「良かったよ。地震あったけどよく頑張ったね」と言われた事もとても嬉しかったです。頑張って良かったと思いました。

T1park記者
周りからの応援もあって大会で全力が出せたのですね

丸永
8年間シンクロをやってきて最後の試合だったので、気持ちを込めて演技できました。熊本震災支援をしていただいた人たちに感謝の気持ちを伝えれたと思います。

T1park記者
今後もシンクロに関わり続けたいと思いますか。

丸永
まだ次の事は考えていません。ただ、シンクロが熊本にもっと広がってほしいとは思っています。色々な大会でエキシビジョンで披露できる機会が増えれば、より多くの人がシンクロを見る機会が増えるし、興味を持ってくれる人も増えると思います。

T1park記者
​ありがとうございました。