【顧問】大原 靖久 先生
T1記者:全国大会へ44回出場されるなど、優秀な成績を収められていますが、その秘訣を教えて下さい。 大原先生:大切にしているのは、技術面と心の面の両方です。まず技術においては、発声を大切にしています。気持ちの面では“歌う仲間を大切に”がモットー。そして、コンクールにおいては“全国大会へ行くため”に音楽をするのではなく、お客様に歌を届けることを大切にしています。“お客様に感動していただくために何が必要か”を考えて歌うように指導しており、それが好成績という結果につながっているのかもしれません。また、コンクールはいろんな団体と一緒に歌える、一種のコンサートのようなもの。だから、他校生は共演者。勝った、負けたではなく、“共演者みんなで良い音楽をしよう”という気持ちで臨むように生徒たちには伝えています。 T1記者:部の特徴を教えてください。 大原先生:聴いていただく方々に歌詞を、きちんと想いをのせて届けることを大事にしている点が、第一高校合唱団の特徴です。歌詞は伝わるけど、想いが伝わらない合唱はいけないと思っています。 T1記者:指導するうえで大切にしていることを教えてください。 大原先生:学校の顔として活動することもあるので、日常生活をきちんとするように伝えています。それから、円滑な人間関係を築くことも大切にしています。コンクールの結果のためにはどのような言葉を掛け合ってもいいという雰囲気には、絶対になってほしくありません。言葉を選びながら、相手のことを考えながら部活に励んでほしいと考えています。 |
【部長】稲葉 さん 3年生
T1記者:入部の理由を教えて下さい。 稲葉さん:中学時代は吹奏楽部に所属していました。その頃から合唱をする機会が多く、将来は第一高校の音楽部に入りたいと思っていたので、第一高校を志望しました。 T1記者:実際に入部して、どんな印象でしたか。 稲葉さん:練習は厳しいだろうなと思っていましたが、実際には短期集中型で、理不尽な上下関係がなく、楽しく活動できました。先輩後輩の仲はすごく良いですね。 T1記者:部の特徴を教えてください。 稲葉さん:部のモットーは“歌う仲間を大切に”。全員がいないと合唱は成り立たちません。好成績を収めているのは、”歌う仲間を大切に”という部のモットーを大切にしているからだと思います。 T1記者:今後の目標を教えて下さい。 稲葉さん:まずは新入生にたくさん入部してもらうことです。人数によって歌える曲も変わりますので。自分たちが歌いたい曲を歌っていければと思います。 |
【副部長】一番ケ瀬 さん 3年生 T1記者:音楽部の魅力を教えて下さい。 一番ヶ瀬さん:歌う側はもちろんのこと、お客様にも曲に込められた想いを合唱で伝えることが出来るということです。 また全員でその想いを共有することが出来ることです。 T1記者:活動する際に大切にしていることを教えて下さい。 一番ヶ瀬さん:「歌う仲間を大切に」をモットーに日々練習に励んでいます。メンバーの中で、いつもと様子が違うなと思った時は必ず声掛けをしています。歌う練習をしている時から一人ひとりが思いやって練習をしています。 T1記者:聴いている人に届けたいことを教えて下さい。 一番ヶ瀬さん:みんなで楽しみながら合唱をしている姿をみなさんに見ていただきたい。また、曲を作った方、詩を作った方の思いをそのままお客様には届けたいと思っています。 T1記者:部の特長を教えて下さい。 一番ヶ瀬さん:短期集中で練習を行っています。メリハリを大切にし、楽しむ時は楽しんで、一生懸命やるところは全力でやるといったけじめのある部活動です。 |
綺麗な歌声が響き渡り、素敵な笑顔が溢れている音楽室、新入部員も入り、52名で活動をされています。皆さんの歌声に聴き惚れながら取材をさせて頂きました。「歌う仲間を大切に」というモットーの通り、とても仲のいい部員同士ですが、上下関係はきちんとしており、先輩が後輩をしっかり引っ張っているところがとても良かったです。これからも応援しています。取材ありがとうございました。
Writer E.Imamura