皆さんの中には、毎日自転車で通学している人も多いと思います。自転車は便利な乗り物ですが、正しいルールを知らずに乗ると、大きな事故につながることがあります。
実際に、日本全国で1年間に約7万件の自転車事故が発生しており、そのうち多くが高校生・中学生の皆さんと同じ年代の人たちによるものです。
今日の授業では、
- 自転車の交通ルール
- 青切符制度とスマホ運転の厳罰化
- ヘルメットの重要性や事故を起こした時の対処法
下の図は、日本全国と九州で起きた交通事故の状況です。(令和5年)
熊本では年間37名の方が亡くなられています。
それでは、事故を起こさない、巻き込まれないために、これから自転車の守るべきポイントをお話ししていきます。
交差点の直前や停止線の前では必ず一時停止し、安全を確認してから進むことが大切です。皆さんの中で、実際にしっかりと止まっている人はどれくらいいるでしょうか?
自転車は基本的に車道を走る乗り物です。ただし、左側通行が原則です。右側を走ると、正面衝突のリスクが高まり、大変危険です。
また、歩道を通る場合でも、歩行者が優先です。「自転車は歩道を使わせてもらっている」という意識を忘れず、安全運転を心がけましょう。
皆さん、自転車に乗っているときに信号無視をしたことはありますか?
★ 青切符制度
- 信号無視
- 右側通行
- 一時停止違反
もし反則金を払わないと、刑事手続きに進む可能性があるので、今のうちからしっかりルールを守るようにしましょう。
自転車に乗りながらスマホを操作する「ながら運転」は、非常に危険です。
ヘルメットの着用が義務化されているわけではありませんが、「努力義務」とされています。
皆さん、自転車事故で亡くなる方の約6割が、頭部へのダメージが原因で亡くなっていることを知っていますか?
また、ヘルメットをかぶるだけでなく、
- あごひもをしっかり締める
- 自分の頭に合ったサイズのものを選ぶ
夜間に自転車を運転する際は、特に注意が必要です。
統計によると、自転車事故の多くは夜間に発生し、視認性の低さが大きな要因となっています。
- 車のドライバーが自転車を発見しにくい
- 反射材やライトをつけていないと事故のリスクが高まる
- 暗い服装ではさらに視認性が悪化する
- 自転車に前照灯とリアライトを装着する
- 反射材付きのベストやリストバンドを使用する
- 明るい色の服を着る
今日お話ししたことを振り返ります。
- 自転車はルールを守って乗ることが大切
- 一時停止をする
- 右側通行は危険
- 信号を必ず守る
- 青切符制度が導入されるため、違反は罰則の対象になる
- 反則金が科される可能性がある
- スマホ運転は特に危険
- ヘルメットと夜間運転の安全対策が重要
- ヘルメットを着用し、正しく装着する
- 夜間はライトと反射材を使用し、視認性を高める
皆さんの命を守るために、今日学んだことをしっかり意識し、安全に自転車を利用してください。
それでは、最後まで聞いてくれてありがとうございました!