Human Career Up 1. 「率先垂範」 ／ 上田夕吏奈（ゆりな） (22) 熊本県立大学 総合管理学部 4年個別指導 明光義塾 植木教室 講師

【講師プロフィール】
上田夕吏奈（ゆりな） (22)
熊本県立大学　総合管理学部　4年
個別指導 明光義塾　植木教室　所属

大学1年の夏に明光義塾植木教室にて講師として働き始める。
2016年6月、「明光V甲子園 九州大会」にて4,000名の講師の中から1位に輝いた。

今回、講師として働く上田さんのエピソードと今後の夢について取材させていただきました。

※明光V甲子園 九州大会・・講師の「授業力」を磨くため年に1回明光義塾九州本部が主催している講師たちによる模擬授業大会。

T1park記者
講師アルバイトを始めたきっかけを教えてください。

上田
子どもが好きだったことと、将来小学校の教員になりたかったので、教育について学べると考えたからです。

T1park記者
仕事をしていて、楽しい時は何ですか。

上田
自分の影響力を感じる時です。自分が頑張った分だけ、生徒が応

えてくれるというか、テストの成績が上がったり、わからない問題を解ける様になることで自信を付けていくのが見えた時はとてもやりがいを感じます。毎回、生徒との90分間の授業が凄く楽しいです。
​また、現在私が働く植木教室の講師リーダーもさせていただいているので、自分の言葉や行動次第で他の講師にも影響を与える立場にいます。責任とプレッシャーはありますが、とても充実しています。

T1park記者
教室の中心的存在を担っているわけですね。具体的にはどのような点を普段意識して働いていますか。

上田
一人一人との信頼関係が大切だと思うので、他の講師たちや生徒の様子を見ながら、一日一言ずつは全員に声をかけコミュニケーションを取るようにしています。また、雰囲気づくりも大切な仕事です。私が授業で席に着く場所は教室の一番後ろの位置にあり、周りに声が聞こえる程の大きな声を出して、そこでまず授業の雰囲気を作ります。それと、授業中にお客様が教室に入ってこられた時は、一番に反応して挨拶をするよう意識しています。

T1park記者
社会人顔負けの働きぶりですね。何か苦労している点はありますか。

上田
私たちの仕事は人相手の仕事なので、生徒一人一人に合った対応の仕方が求められます。働き始めたころはそれがきつくて、疲れるなぁと感じていましたが、今ではどんな生徒でも対応できます。

T1park記者
それはどういう変化があったのですか。

上田
色んな生徒がいるけど、それは一人一人の”個性”と捉える様になりました。

T1park記者
なるほど。言うのは簡単ですが、なかなか行動に移すのは難しいですよね。何かそうできるコツはありますか。
​
上田
​相手は自分の写し鏡というか、 自分が感情的に怒ると、相手もそれで返してしまいます。まずは相手の立場に立って、共感することが大切かなと。「なんで間違えるの？」といきなり否定から入るのでなく、相手の気持ちに寄り添うことでお互い理解できるのではないかと思います。

植木教室にて岡本教室長(右)と。

T1park記者
相手は自分の心を映す鏡ですね。そういう考え方ができるのは凄いことだと思います。

上田
植木教室の岡本室長の身近で4年間学んだおかげだと思います。特別に指導を受けたわけでありませんが、私も岡本室長みたいになりたいと思い、真似をして身に付けた感じです。

T1park記者
上田さんにとって講師の仕事とは。

上田
成長したいという意欲や、自信を与えてくれるものです。頑張る原動力というか、そんな気がします。

T1park記者
最後に今後の夢や目標を教えてください。

上田
教育に携わる仕事がしたいと考えています。
一つ決めていることがあって、20年後に学校を作りたいと考えています。大きな学校でなくて良いのですが。

T1park記者
学校を作る。。発想が凄いですね。それはなぜですか。

​​上田
塾に通う時間というのは、とても短いです。子どもは学校や家庭

で過ごす時間のほうが長いので、その環境にいる保護者と、そして教育者の教育が最も大切だと思います。

T1park記者
なので、学校を作ってその環境を作りたいという事ですね。

上田
はい。自分一人だけでは教育はできないということを感じました。これからの20年間で、自分の教育論を確立して、それを実現したいです。

​また、春からこちらで社員として働かせていただく予定なのですが、入社後1年で教室長になることが短期的な目標です。女性で入社後1年で教室長になった方は今までいないそうなので、記録を塗り替えたいです。

T1park記者
​ありがとうございました。

Writer R.Teraoka