熊本県内で、サッカーの育成データを活用した新たな取り組みが始まります。
熊本保健科学大学や熊本県サッカー協会、企業などが連携し、包括連携協定の調印式が行われました。育成年代の選手を対象に、成長の過程をデータで捉える新しい育成の仕組みがスタートします。
今回始まるのは「NEXT MOCCOS フィジカルフィットネスプロジェクト」です。将来の日本代表選手の育成や、地域全体の競技力向上を目的としており、熊本から世界に通用する選手育成モデルの確立を目指します。
熊本保健科学大学や熊本県サッカー協会、企業などが連携し、包括連携協定の調印式が行われました。育成年代の選手を対象に、成長の過程をデータで捉える新しい育成の仕組みがスタートします。
今回始まるのは「NEXT MOCCOS フィジカルフィットネスプロジェクト」です。将来の日本代表選手の育成や、地域全体の競技力向上を目的としており、熊本から世界に通用する選手育成モデルの確立を目指します。
集めたデータは指導者と共有され、日々の練習内容の見直しに活かされます。選手一人ひとりの特徴や成長の傾向を把握することで、より適した指導につなげていく狙いです。
| この日はU12~16代表候補の保護者も集まり、協定式後にサッカー協会から説明を受けた | 背景にあるのは、育成段階のデータ不足です。 トップレベルの選手に関するデータはすでに多く蓄積されていますが、その選手がどのように成長してきたのかという「途中のデータ」は十分に記録されていません。 そのため今回の取り組みでは、成長の過程を継続して記録し、指導に活かしていくことを重視しています。データは、日本サッカー協会の仕組みを活用して管理されます。 トレーニングについても、成長段階に応じたアプローチが取られます。成長期前は神経系のトレーニング、成長期中は動きの質やコーディネーションの向上、成長期後はストレングスやプライオメトリックを中心とした強化といった形で、科学的データに基づいた個別最適な育成が進められます。 |
| 協定に参加した関係者の皆さん。締結書をお持ちの3名(右から)熊本保健科学大学竹屋理事長・学長、熊本県サッカー協会藤山副会長、㈱熊本フットボールセンター松下社長 | 今後は2026年からデータ収集を本格的に開始し、2028年頃には育成モデルの確立と成果の見える化、2030年には代表選手の輩出などを目標に掲げています。 トップ選手の結果ではなく、そこに至るまでの成長過程をデータで捉える点に、この取り組みの特徴があります。 熊本から始まるこの取り組みが、育成のあり方をどう変えていくのか、今後の広がりが注目されます。 ※トレセン活動:サッカー協会が有望な選手を選抜し、定期的にトレーニングを行う育成の仕組み。 Writer R.Teraoka |
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